健康診断の封筒を開けた瞬間、目に飛び込んできた「脂肪肝」という文字。
痛いわけでも、苦しいわけでもないのに、なぜか胸の奥がざわついて――
気づけばスマホで検索していませんでしたか?
「脂肪肝にいい食べ物」
「これを食べると改善」
「逆にこれは絶対ダメ」
出てくる情報は山ほどあるのに、読むほどに混乱して、結局なにを選べばいいのかわからなくなる。
そんな“検索地獄”に、私も経験したことがあります。
私は臨床の現場で、食生活を少し整えただけで肝機能の数値が落ち着いていく方も、
逆に「良かれと思って」頑張りすぎて続かなくなる方も、たくさん見てきました。
だから、最初に希望をひとつ。
脂肪肝の食事は、意外とシンプルです。
特別な健康食品や、難しいルールは必要ありません。
大切なのは「肝臓にやさしい選び方」を、毎日の暮らしに落とし込むこと。
この記事では、看護師視点で“本当に効く”食べ物をランキング形式で紹介しながら、
さらに逆に悪化させやすい食品も正直にお伝えします。
読み終える頃には、スーパーでもコンビニでも「迷わず買える」状態になっているはず。
そのために、今日から使える“選び方の地図”を一緒に作っていきましょう。
脂肪肝にいい食べ物ランキング
まず最初に、この記事のいちばん大切な前提をお伝えします。
このランキングは、
「話題になっているから」でも、
「一時的に流行っている健康法だから」でもありません。
私が基準にしたのは、次の3つです。
- 🩺 医学的に、肝臓への負担が少ないこと
- 🍽 日常の食事として、無理なく続けられること
- 🕊 「頑張りすぎなくていい」と思えること
脂肪肝の改善で、いちばん大切なのは
「正しさ」より「続けられるかどうか」です。
現場でよく見てきたのは、
「完璧な食事を目指した人ほど、途中で疲れてしまう」という現実。
✔ 糖質を極端に減らした
✔ 野菜だけの生活にした
✔ 我慢ばかりの食事になった
最初は数値が少し良くなっても、
長くは続かず、結局リバウンドしてしまう方が少なくありませんでした。
だからこそ、この記事では
「特別な食品は使いません」
あなたの近所のスーパーやコンビニで手に入る、
“いつもの食材”の中から選んでいます。
このランキングを上から順に見ていくことで、
自然と
✔ 何を優先すればいいのか
✔ 何を減らせばいいのか
✔ どこは神経質にならなくていいのか
が、頭ではなく感覚でわかるようになります。
「全部やらなくていい」
「できるところからでいい」
そんな前提で、
ここから本当に肝臓がよろこぶ食べ物を、ひとつずつ見ていきましょう。
🥇 第1位:青魚(サバ・イワシ・サンマ)

脂肪肝の食事で、
「まず何から変えればいいですか?」
と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。
「まずは、青魚を思い出してください」
サバ・イワシ・サンマなどの青魚には、
EPA・DHAという良質な脂が含まれています。
このEPA・DHAは、
✔ 肝臓にたまった中性脂肪を減らす
✔ 脂肪の燃焼を助ける
✔ 炎症を抑える
つまり、
脂肪肝の「根っこ」に直接働きかけてくれる存在なんです。
ここで、よくある誤解があります。
「脂肪肝なのに、脂を摂っていいんですか?」
はい。
脂肪肝だからこそ、“質のいい脂”が必要です。
肝臓にたまりやすいのは、
・お菓子
・菓子パン
・甘い飲み物
に含まれる糖質由来の脂肪。
一方で、青魚の脂は
「脂肪を処理するための潤滑油」のような役割をします。
📝 脂肪を落とす脂がある、という事実。
では、どうやって食べるのが正解でしょうか?
ポイントはとてもシンプルです👇
- 🔥 揚げない
- 🔥 焼きすぎない(焦がさない)
- 🥫 缶詰なら「水煮」や「味付け控えめ」
特におすすめなのは、
焼き魚・煮魚・水煮缶。
忙しい日や料理が面倒な日は、
サバの水煮缶+温かい味噌汁だけでも十分です。
気になる頻度は?
毎日食べなくても大丈夫。
週に2〜3回を目安にしてください。
現場で見てきた感覚としても、
この頻度を「無理なく続けられた人」ほど、数値が安定しやすい印象があります。
大切なのは、
完璧を目指さないこと。
「今日は魚がなかったな」
「今週は1回しか食べられなかったな」
それでも、ちゃんと意味があります。
肝臓は、少しずつでも“やさしい選択”を覚えていく臓器だからです。
まずは次の買い物で、
サバ・イワシ・サンマのどれかを、
そっとカゴに入れてみてください。
🥈 第2位:大豆製品(納豆・豆腐・豆乳)

脂肪肝の方の食事を見ていて、
私がよく感じていたのは、「たんぱく質が足りていない」ということでした。
肝臓は、脂肪を分解・処理するためにも
たんぱく質という材料を必要とします。
でも――
肉を食べると重たい
脂っこいものは控えたい
そんな時期もありますよね。
そこで、そっと助け舟を出してくれるのが大豆製品です。
大豆製品が脂肪肝に向いている理由
- 🥢 植物性たんぱく質で、肝臓への負担が少ない
- 🫛 脂質が控えめで、毎日取り入れやすい
- 🦠 腸内環境を整え、脂肪代謝を助ける
特に、脂肪肝と同時に
✔ コレステロールが高め
✔ 血糖値が気になる
という方には、相性のいい食材です。
また、大豆に含まれるイソフラボンは、
女性ホルモンに似た働きを持っています。
そのため、
40代以降・更年期世代の女性にとっては、
✔ 体のだるさ
✔ 代謝の低下
✔ 気分のゆらぎ
こうした変化をやさしく支えてくれる存在でもあります。
ただし、ここで大切な注意点があります。
「体にいいから、たくさん食べていい」わけではありません。
現場でも、
納豆を1日2〜3パック食べていたり、
豆乳を水代わりに飲んでいたりする方がいました。
それでは、かえって
✔ カロリーオーバー
✔ ホルモンバランスの乱れ
につながることがあります。
目安量はこちら👇
- 🥢 納豆:1日1パック
- 🍲 豆腐:半丁〜1丁
- 🥛 豆乳:1日200ml程度
「足りない分を補う」
この感覚で取り入れるのが、肝臓にとってちょうどいい距離感です。
朝は納豆、
夜は冷ややっこや湯豆腐。
そんなさりげない習慣が、
肝臓を静かに支えてくれます。
頑張りすぎないこと。
それが、脂肪肝と長く付き合わないためのコツです。
🥉 第3位:野菜(葉物・海藻・根菜)

脂肪肝と聞いて、
真っ先に「野菜を食べなきゃ」と思った方は多いと思います。
それ自体は、とても良い感覚です。
野菜に含まれる食物繊維は、
腸で脂質や糖の吸収をゆるやかにし、
肝臓に流れ込む負担を減らしてくれます。
ただし、ここでひとつ大切な注意点があります。
「野菜=何でもOK」ではありません。
現場でよく見てきたのが、
脂肪肝と言われてから、急にサラダ中心の食事に変えた方です。
一見、健康的に見えますよね。
でも実は、こんな落とし穴があります。
- 🥗 体を冷やしやすい
- 🍗 たんぱく質が不足しやすい
- 🥄 ドレッシングで脂質・糖質が増えやすい
肝臓は、「冷え」と「栄養不足」がとても苦手な臓器。
サラダだけの生活は、
かえって肝臓を疲れさせてしまうことがあるのです。
では、どんな野菜の摂り方が良いのでしょうか?
答えはシンプルです👇
「温かい野菜」を意識すること。
・おひたし
・煮物
・野菜たっぷりスープ
こうした調理法は、
✔ 体を冷やしにくい
✔ 消化が良い
✔ 肝臓への負担が少ない
という、脂肪肝にとって理想的な条件がそろっています。
特におすすめなのは、
葉物野菜+根菜の組み合わせ。
葉物野菜で食物繊維を、
根菜で体を温める力を補う。
そこに、
卵や豆腐、魚などのたんぱく質が少し加わるだけで、
肝臓はぐっと楽になります。
野菜は「量」より「状態」。
冷たいか、温かいか。
それだけでも、肝臓の感じ方は変わるのです。
まずは今日、
サラダにスープを1杯足すことから始めてみてください。
第4位:きのこ類・海藻類

きのこや海藻と聞くと、
「地味」「脇役」「あってもなくても…」
そんな印象を持つ方も多いかもしれません。
でも、脂肪肝の視点で見ると、
この2つはとても“仕事のできる食材”です。
なぜ、きのこ・海藻が脂肪肝にいいのか?
ポイントは、
「腸」と「肝臓」の深い関係にあります。
肝臓は、体の中で
・栄養を処理し
・脂肪を代謝し
・不要なものを解毒する
という、とても忙しい臓器。
そしてその仕事量は、
腸内環境の状態に大きく左右されることが分かっています。
腸が乱れていると、
✔ 脂肪がたまりやすくなる
✔ 炎症が起きやすくなる
✔ 肝臓に余計な負担がかかる
この「負の連鎖」を、
静かに断ち切ってくれるのが、
きのこ類・海藻類に含まれる食物繊維です。
きのこ・海藻のすごいところ
- 🍄 低カロリーなのに、満足感がある
- 🌿 腸内の善玉菌を育てる
- 🩺 脂肪や糖の吸収をゆるやかにする
つまり、
「食べすぎを防ぎながら、肝臓を助ける」
とても賢い存在なんです。
おすすめの取り入れ方は?
答えはシンプルで、
温かい汁物にすること。
・わかめと豆腐の味噌汁
・きのこたっぷりスープ
・野菜+きのこのお吸い物
こうした形にすると、
✔ 体を冷やしにくい
✔ 消化がよい
✔ 毎日続けやすい
という、脂肪肝にとって理想的な条件がそろいます。
「何を食べるか迷った日は、汁物にきのこか海藻を足す」
これだけで、
その日の食事は、
肝臓にとって合格点になります。
派手さはありません。
でも、毎日続けるほど、効いてくる。
それが、
きのこ類・海藻類が第4位に選ばれた理由です。
第5位:良質なたんぱく質(卵・鶏むね・白身魚)

脂肪肝の食事で、
意外と見落とされがちなのが「たんぱく質不足」です。
「脂肪が多いから、なるべく軽い食事にしよう」
「野菜中心にして、肉や魚は控えめに」
その気遣いが、
実は肝臓をもっと疲れさせていることがあります。
なぜ、たんぱく質が脂肪肝に必要なのか?
肝臓は、体の中で
✔ 脂肪を分解する
✔ エネルギーを調整する
✔ 解毒を行う
こうした働きをするために、
材料として「たんぱく質」を必要としています。
たんぱく質が不足すると、
脂肪を処理しきれず、
結果的に肝臓に脂肪がたまりやすくなるのです。
脂肪肝に向いている「たんぱく質」とは?
ポイントは、
脂質が少なく、消化にやさしいこと。
- 🥚 卵(ゆで・半熟がおすすめ)
- 🍗 鶏むね肉(皮は外す)
- 🐟 白身魚(タラ・カレイなど)
これらは、
肝臓に余計な負担をかけずに、
必要なたんぱく質だけを届けてくれる食材です。
ここで気をつけたいのが、この違い👇
同じ「たんぱく質」でも、
- ❌ 揚げ物
- ❌ ベーコン・ソーセージなどの加工肉
これらは、
脂質・塩分・添加物が多く、
肝臓にとっては「仕事が増える材料」になりがちです。
忙しい人にうれしい、コンビニでの選び方
外食やコンビニでも、
選び方さえ知っていれば大丈夫。
✔ ゆで卵
✔ サラダチキン(プレーン)
✔ 焼き魚
✔ 冷ややっこ
ここに、
ごはん+野菜+汁物がそろえば、
肝臓にとって十分やさしい食事です。
たんぱく質は、
「摂りすぎ」より「摂らなさすぎ」のほうが問題になりやすい栄養素。
毎食たっぷりでなくていい。
少しずつ、こまめにで大丈夫です。
肝臓は、
ちゃんと材料が届けば、黙々と回復の仕事をしてくれる臓器。
今日の食事に、
卵1個、鶏むねひと切れ、白身魚ひと皿。
その一歩が、脂肪肝改善への大切な土台になります。
逆に注意|脂肪肝になりやすい食べ物

ここまで読んで、
「これならできそう」「意外とシンプルかも」
そう感じてくださった方も多いと思います。
だからこそ、
この章ではあえて“注意したい食べ物”も、
正直にお伝えします。
ただし、ひとつ約束してください。
ここは「反省する場所」ではありません。
「気づいて、これからを選び直す場所」です。
① 菓子パン・白いパン
忙しい朝や、小腹がすいたとき、
つい手が伸びやすい菓子パン。
でも脂肪肝の視点で見ると、
とても肝臓に負担がかかりやすい食品です。
- 🍞 精製された小麦で血糖値が急上昇
- 🧁 砂糖+脂質の組み合わせ
血糖値が急に上がると、
余った糖は中性脂肪として肝臓に運ばれます。
「たまに」なら問題ありません。
でも、朝食や間食として習慣化している場合は、
少し見直したいポイントです。
② 清涼飲料水・甘いカフェドリンク
脂肪肝の方で、とても多いのが
「飲み物からの糖質」です。
・ジュース
・スポーツドリンク
・加糖カフェラテ
これらは、
噛まずに一気に糖を取り込むため、
肝臓へのダメージが大きくなりがち。
特に果糖(フルクトース)は、
ほぼ直接、肝臓で処理されます。
つまり、
「肝臓に直行便」のようなもの。
まずは、
✔ 水
✔ お茶
✔ 無糖コーヒー
この3つを基本にするだけでも、
肝臓はかなり楽になります。
③ 揚げ物・加工食品
唐揚げ、フライ、スナック菓子。
そして、ハム・ソーセージなどの加工肉。
これらは、
脂質・塩分・添加物が多く、
肝臓の「仕事量」を一気に増やす食品です。
完全に禁止する必要はありません。
大切なのは、
「毎日食べていないか」
「疲れている日に続いていないか」
そんな視点で、
自分の食生活をそっと振り返ることです。
④ アルコール(量より「頻度」)
「そんなに飲んでいないから大丈夫」
そう思っている方ほど、注意が必要かもしれません。
脂肪肝において大切なのは、
量よりも「毎日飲んでいるかどうか」。
肝臓は、
アルコールを最優先で処理します。
その間、脂肪の代謝は後回し。
毎日少量でも飲み続けると、
肝臓は休む暇がありません。
まずは「休肝日」をつくること。
それだけでも、数値が変わる方は多いです。
最後に、いちばん大切なことをお伝えします。
脂肪肝は、「知らなかっただけ」で起きることがほとんど。
今まで食べてきたものを、
後悔する必要はありません。
今日、この記事を読んだこと。
それ自体が、もう一歩目です。
ここからは、
「減らす」「やめる」ではなく、
「選び直す」だけ。
次の章では、
“体にいいはずなのに、実は逆効果になる食べ方”
についてお話しします。
「いい食べ物」でも食べ方次第で逆効果になる理由
ここまで読んでくださったあなたは、
きっと「体のために、ちゃんと選ぼう」としている方だと思います。
だからこそ、この章はとても大切です。
脂肪肝は、「悪いものを食べた人」だけがなるわけではありません。
「体にいいはずのこと」を、少しだけ間違えた人にも起こります。
① 野菜ジュース
「野菜が足りないから」
「手軽に栄養を摂りたいから」
そう思って、野菜ジュースを選ぶ方は多いですよね。
でも脂肪肝の視点で見ると、
毎日・大量に飲むのは注意が必要です。
市販の野菜ジュースの多くは、
✔ 果物が多く含まれている
✔ 食物繊維が少ない
✔ 糖が液体のまま吸収される
結果として、
血糖値が上がりやすく、肝臓に脂肪がたまりやすい
という状態になってしまいます。
野菜は、
「噛んで食べる」ほうが、肝臓にはやさしい。
② フルーツの摂りすぎ
フルーツは、
ビタミンもあって、体にいい。
これは、間違いではありません。
ただし、脂肪肝の場合は
「量」と「タイミング」がとても重要です。
フルーツに含まれる果糖(フルクトース)は、
ほぼ直接、肝臓で処理されます。
つまり、食べすぎると――
肝臓に一気に仕事が集まる状態に。
おすすめの目安は、
✔ 1日1種類
✔ こぶし1つ分くらい
夜ではなく、
活動量の多い日中に食べるのがベターです。
③ 極端な糖質オフ
「糖質を減らせば、脂肪肝も良くなるはず」
そう考えて、主食をほとんど抜いてしまう方もいます。
でも、これも要注意。
糖質を極端に減らすと、
✔ エネルギー不足になる
✔ 代謝が落ちる
✔ 体が脂肪を溜め込みやすくなる
肝臓は、
ある程度の糖質がないと、脂肪をうまく処理できません。
ごはん・パン・麺を
完全にやめる必要はありません。
「量を減らす」だけで十分。
「抜く」より「整える」
この章でいちばん伝えたいのは、これです。
体にいいものも、肝臓にとって“ちょうどいい形”があります。
頑張りすぎなくていい。
流行に振り回されなくていい。
肝臓がよろこぶのは、
「続けられる、普通の食事」です。
次の章では、
今日から迷わないための「脂肪肝向け食事の黄金ルール3つ」
を、ぎゅっとまとめてお伝えします。
今日から迷わない!脂肪肝向け食事の黄金ルール3つ

ここまで、
脂肪肝にいい食べ物・注意したい食べ物・
そして「体にいいはずなのに逆効果になる習慣」までお伝えしてきました。
情報が多いと、
「全部やらなきゃ」と思ってしまいますよね。
でも、脂肪肝の食事に“完璧”は必要ありません。
迷ったときの“軸”があれば、それで十分です。
ここでは、
今日からずっと使える「黄金ルール」を3つにまとめました。
ルール① 主食を抜かない
脂肪肝と聞くと、
「ごはんは控えたほうがいい?」
と不安になる方が多いです。
でも実は、
主食を抜くことが、脂肪肝を長引かせる原因になることも。
肝臓は、
適度な糖質がないと、脂肪をうまく処理できません。
ポイントは、
「抜かない・食べすぎない」
✔ ごはんは軽めに1膳
✔ 菓子パンではなく、食事としての主食を選ぶ
それだけで、肝臓は安心して働けるようになります。
ルール② たんぱく質を毎食入れる
肝臓は、
たんぱく質が届くことで回復のスイッチが入ります。
毎食たっぷりでなくて構いません。
「手のひらにのるくらい」
「卵1個分くらい」
このくらいで十分です。
✔ 卵
✔ 魚
✔ 鶏むね肉
✔ 豆腐・納豆
どれかひとつ入っていれば、合格。
毎食“少しずつ”が、肝臓にはいちばんやさしい。
ルール③ 温かいものを1品加える
脂肪肝の方に共通して多いのが、
体の冷えです。
肝臓は、冷えると働きが鈍くなります。
だからこそ、
温かいものを1品。
✔ 味噌汁
✔ スープ
✔ 煮物
どれでもOKです。
「何を食べるか迷ったら、汁物を足す」
この習慣だけで、
食事全体のバランスが自然と整っていきます。
この3つが守れていれば、
毎回100点の食事でなくても大丈夫。
70点の日が続くほうが、
一度の100点より、肝臓は喜びます。
脂肪肝の改善は、我慢ではなく「習慣」です。
よくある質問(FAQ)
不安になりやすいポイントを、看護師の視点でやさしく整理します。
脂肪肝に一番いい食べ物は何ですか?
「これさえ食べれば治る」という一品はありませんが、優先度が高いのは
青魚(サバ・イワシ・サンマ)です。
EPA・DHAなどの良質な脂が、肝臓にたまった脂肪の代謝を助ける方向に働きやすいと考えられています。
迷ったら、この選び方👇
・週2〜3回を目安に「焼く・煮る・水煮缶」
・揚げない/焼きすぎない(焦がさない)
・一緒に「温かい汁物」を足すと続けやすい
※肝機能の数値や合併症(糖尿病・脂質異常症など)によって最適な食事は変わります。医師の指示がある場合はそちらを優先してください。
外食やコンビニでも大丈夫?
はい、大丈夫です。ポイントは「完璧なメニュー」よりも、
選び方の型を持つこと。
外食・コンビニの“黄金セット”👇
① 主食(ごはん小〜普通)
② たんぱく質(焼き魚/サラダチキン/豆腐/卵など)
③ 温かい汁物(味噌汁・スープ)
+ できれば野菜(温野菜・おひたし・具だくさんスープ)
避けたいのは、菓子パン+甘い飲み物の組み合わせや、揚げ物が続くこと。
「今日はこれにしておこう」が積み重なるほど、肝臓は楽になります。
お酒は完全にやめないとダメ?
「完全にゼロ」だけが正解ではありません。ですが脂肪肝の改善を考えるなら、
量より“頻度”が大切です。
まずはここから👇
・毎日飲んでいる場合は「休肝日」を作る(週に2日でもOK)
・飲む日は「だらだら長時間飲み」を避ける
・つまみは揚げ物より、枝豆・冷ややっこ・焼き魚などへ
※脂肪肝のタイプ(アルコール性か非アルコール性か)や肝機能の状態によって推奨は変わります。医師から禁酒の指示がある場合は従ってください。
どれくらいで数値は変わりますか?
変化の出方は個人差が大きいのですが、生活を整え始めると
数週間〜数か月で検査値の動きが見られる方もいます。
数値を動かしやすい“3点セット”👇
・主食を抜かない(量を整える)
・たんぱく質を毎食入れる
・温かい汁物を1品足す
ただし、肝臓の改善は「一直線」ではなく、体調・睡眠・ストレス・飲酒・運動量でも揺れます。
焦らず、続けられる形を選ぶことがいちばんの近道です。
※数値が高い・黄疸や強いだるさがある・医師から再検査を指示されている場合は、自己判断せず受診を優先してください。
参考資料
-
厚生労働省|生活習慣病・肝疾患に関する情報
-
日本肝臓学会|脂肪肝・NAFLD/NASHに関する診療ガイドライン
-
WHO(世界保健機関)|Noncommunicable Diseases・栄養と生活習慣
-
国立健康・栄養研究所|食事・栄養に関する科学的知見
※ 内容は記事公開時点の情報に基づいています。最新の知見や診療方針については、各公式サイトをご確認ください。
⚠️ 注意書き
本記事は、脂肪肝に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、
特定の治療・診断・処方を行うものではありません。
脂肪肝の原因や経過、必要な対応は、
年齢・性別・体質・生活習慣・併存疾患(糖尿病・脂質異常症・高血圧など)
によって大きく異なります。
以下に当てはまる場合は、必ず医師・医療機関にご相談ください。
- 健康診断で肝機能数値が大きく外れている
- 黄疸、強いだるさ、腹部の違和感などの症状がある
- すでに治療中の病気や服薬がある
- 医師から再検査・精密検査を勧められている
食事の見直しは、
「自分を追い込むため」ではなく、「体を守るため」のもの。
この記事が、
あなたが迷わず、やさしく、日常を整えていくための
小さな道しるべになれば幸いです。


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